有田への小旅行
酒蔵時代のお取引相手の方が挙式されるので
有田町まで行きました。その方はハワイ在住の方なのですが、
奥様のご実家が有田町出身ということで、有田での披露宴となったわけです。
自社の酒をアメリカで販売したいと思い、私費を投じて
単身で宛てもなくホノルル、サンフランシスコ、ニューヨークへ行きました。
ホノルルで出会ったが縁。和歌山の小さな酒蔵から生まれた酒は、もう少しで
アメリカで販売される地点に辿り着きました。
いくら告示が近いからとはいえ、自分のことばかりに専念してはならんと
思い、有田へ行きました。奥様のご両親のご友人から激励を頂きました。
「いとこが大村にいるから…。」
「前の職場の後輩が大村に…」
印象的だったのは「お前の目は光り輝いている。数年後に再会したときに
濁っていたら、お前をぶん殴るけんのう!」
窯元で絵付けをされている伝統工芸士の方は
「地域の文化で面白いのは色の概念。地域によって色に対する認識が違うんだよ」
と話されていたことです。京紫と江戸紫の事例から多岐に渡って文化と地域について
教えていただきました。
驚いたのは大村から1時間で有田に着くこと。
一般道ですから、川棚町を経由して波佐見町、有田町です。
大村は長崎空港を擁した街です。有田、嬉野、武雄、鹿島との観光・文化面に
おける連携を視野に入れて、お互いに利のある(win-winの関係)関係性を
築くことができるのではないか、と可能性を感じました。