街に出て語ってきました

 高校時代の塾の先輩、
前職時代からお世話になっているお酒屋さん、
環境に詳しい方、高校時代の恩師と語ってきました。


 帰郷して、初めて意見交換をできたので
楽しい充実した一日でした。自分の感じていること、
打ちたてた仮説が、皆さんの感覚に近いことが
判明して自信を持つことが出来ました。
更に、新しいことを沢山、教えていただき本当に
ありがとうございました。


 恩師と高校時代に語り合ったことを思い出しました。
そのことについて、少し触れさせてください。
 
 大村藩がまとめた農村調査書に
「郷村記」というものがあります。

 その中の一節です。


夫れ山川は万物を生育するの具にして、
其の一つ欠る時は土壌乾涸し、五穀生する能わず


 なんと、21世紀に生きる私達に絶妙な言葉でしょうか。

 
 これは、17世紀中盤の内容です。
毛利平右衛門という藩士が、ある地域の農地の
広さや、牛、馬の数や、自然条件を報告するために
書いた公的な文書なんです。

 
 そこに、彼の個人的意見が書かれていることが
ユニークではありませんか。


 そして、現代に、いやこれからにも通じる
メッセージ。これを大村の先人が残してくれたことは
偉大なことだと思いませんか。大村の壮大な自然環境が
毛利平右衛門に書かせたのではないでしょうか。


 僕も毛利平右衛門の想いを受けとめて、
明日からまた努力しようと思います。